不倫相手の子どもを妊娠していることが分かった場合、それまでと全く同じ関係を続けることはできなくなります。
産まない選択、産んで一人で育てる選択、不倫相手とともに育てる選択など、様々な選択肢がありますが、もはや不倫相手と自分だけの問題ではなく、芽生えた小さな命の未来を左右する大きな決断をすることになります。
それぞれに事情を抱えており、自分の気持ちだけを優先できる状況ではありませんが、お腹の赤ちゃんの母親として、命の問題を真剣に考えてあげる必要があります。
どのような道を選ぶとしても後悔を残さないために、必要な情報を集め、正しい知識に基づいて判断することが大切です。
不倫については専門家に頼ってみる
不倫をやめたくても、自分ではもどうにもならない時があります。そんなとき一つのツールとして頼ってほしいのが占いです。
占いは、これまでの統計術や占星術に基づいて行われるので、浮気や不倫おいても非常に有効なアドバイスをもらえることがありますし、それ以上に今後の道しるべとしても参考になります。
実際、占いを利用した方で「不倫をやめることができた」「新しい目標ができた」というような声がたくさん見受けられます。
①電話占いヴェルニ
10年以上の実績がある『電話占いヴェルニ
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③電話占いピュアリ
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妊娠してしまった際の選択肢とリスク
①中絶する
中絶を選択する場合には、妊娠週数によって対応が変わるため注意が必要です。
妊娠5週未満では、子宮口が開きにくいなどの理由から手術が避けられ、妊娠22週以降では、母体保護法により妊婦の申し出による中絶はできないことになっています。
そのため、中絶は妊娠5週目から21週目に行う必要がありますが、その中でも時期によって中絶方法が2つに分かれます。
1つ目は妊娠5週目から12週未満の時期に行う「初期中絶」であり、子宮口を開いて器具によって胎児と胎盤を除去する方法です。通常は5〜15分程度の手術で済み、日帰りも可能です。
2つ目は妊娠12週目から22週未満に行う「中期中絶」であり、人工的に陣痛を起こし、分娩のような形で死産させる方法で、数日の入院が必要です。
母体への負担も大きく、死産届の提出や埋葬も必要となるため、中絶を選択するのであれば、妊娠12週未満の時期に初期中絶をすることが望まれます。
②未婚のまま産んで育てる
未婚で子どもを産む場合は、不倫相手に認知を求め、養育費や相続権を得ることも可能です。母親として子どもの幸せを第一に考え、必要であれば交渉しましょう。
認知をしてもらわないと、子どもとその父親に法律上の親子関係が成立せず、父親の扶養義務や子の相続の権利が生じません。未婚の状態で産まれた子どもは母の戸籍に入りますが、認知されていない状態では、戸籍上の「父」の欄も空欄となります。
子どもを育てる環境を整えるため、養育費や相続権を必要とする場合には、不倫相手に「認知届」を提出してもらわなければいけません。認知は、胎児に対しても可能であり、出産後は出生に遡って親子関係が認められます。
また、相手が認知してくれない場合には、家庭裁判所による「強制認知」という選択肢もあります。
③不倫相手と一緒になって産んで育てる
妊娠をきっかけに、不倫相手と結婚して子どもを育てる場合には、二人の気持ちだけで進められる話ではなく、不倫相手の妻の対応に大きく影響されます。
不倫相手とその妻との別れ話がこじれなければ、結婚への話もスムーズに進み、整った環境で出産を向かえることも可能です。しかし、妻が簡単に別れてくれないケースも多く、その場合は、出産までの数ヶ月で決着をつけることは難しくなります。妊婦にとっては精神的につらい状況が続くかもしれません。
また、別れてもらえたとしても、妻に対する財産分与や慰謝料の支払いを覚悟する必要があります。妻との間に子どもがいる場合は、子どもが成人するまで養育費を払い続けることになるでしょう。
④相手も自分も既婚者（W不倫）の場合
W不倫で子どもを妊娠した場合、産んで育てたいと思っても、その道は容易ではありません。
W不倫の場合は、「お互いの家庭を壊さないようにルールを守って付き合える」、「のめり込まず別れやすい」などのメリットがあり、不倫相手も割り切って付き合っているケースが多いため、二人の温度差を埋めることさえ難しいかもしれません。
たとえ二人の気持ちが結婚に向かったとしても、その前に2つの家庭を壊さなければならず、配偶者だけでなく子どもや親族など多くの人を悲しませることになります。
また、W不倫の末の略奪婚に対する世間の目は厳しく、場合によっては社会的地位を失うことも覚悟しなければいけません。
⑤自分のみ既婚者の場合
自分が既婚者である場合、不倫相手との間にできた子どもを夫の子として出産する女性も少なくありません。
しかし、これは危険な行為です。DNA鑑定の技術が発展した現在では、夫が親子関係を調べることが可能であり、偽り続けることが難しくなっています。
法的には、DNA鑑定により「生物学的血縁関係がない」ことが証明されても、父子関係を認めた判例はありますが、問題はそれだけでは済みません。自分の子どもではないと気づいた夫が妻を許せず、離婚を望むケースも多いでしょう。
また、夫を父親と思って育った子どもが真実を知った場合、大変なショックを与えてしまうことになります。
多額の費用が必要？慰謝料や養育費について
①法的観点から見る不倫
不倫された配偶者は、不倫をした配偶者とその不倫相手に対して、慰謝料を請求することができます。
本来であれば、不倫の慰謝料を請求するためには、肉体関係があったという証拠を示す必要がありますが、妊娠している場合は、そのこと自体が不倫の決定的な証拠となります。
ただし、不倫の前からすでに夫婦関係が破綻していた場合には、慰謝料請求は認められません。
一方、妊娠した女性が中絶した場合、不倫相手に対して中絶費用の半額を請求することができます。中絶を自分の意志で決めた以上、原則として中絶に対する慰謝料は発生しませんが、出産を希望する女性に男性が中絶をお願いする場合には、法的義務とは別に解決金が支払われることもあります。
②慰謝料の実例
不倫に対する慰謝料の相場は、不倫が原因で離婚に至った場合で100〜300万円、離婚に至らなかった場合は50〜200万円程度と考えられていますが、妊娠した場合には、さらに高額となる傾向があります。
例えば、平成22年の東京地方裁判所の判決では、妻が同僚との不倫により妊娠し、相手が開き直っているケースで400万円の慰謝料が認められています。また、平成21年の東京地方裁判所の判決では、妻が不倫相手との子どもを妊娠し、夫の子と偽って養育させたケースで500万円の慰謝料となっています。
不倫で妊娠した女性にも、相手の妻からこのような慰謝料が請求される可能性があります。怒りに任せて相場を超えた高額な慰謝料を請求する妻も多いため、相手の請求額をそのまま受け入れず、妥当な金額へと減額交渉を行うことが大切です。
また、不倫相手が既婚者であることを知らずに付き合っていた場合には、慰謝料を支払う必要はありません。
③養育費
養育費は、別居している親が子供のために負担すべき費用です。費用の内訳は、学費や食費、衣類などの費用などが含まれ、子供が20歳になるまで、親権者に対し毎月支払うことになります。
また、妊娠出産した場合は、子供を認知すれば未婚の場合でも養育費を支払う必要があります。もし認知しなかったり、払わなければ家庭裁判所が強制的に支払いを命じることになります。
養育費の相場は年収によって変わってきます。年収400万円と600万円では毎月支払う金額が変わってくるし、子供の人数によっても計算方法は異なるので、ネット上に養育費の計算ツールと検索すれば、計算できるので一度確認してみましょう。
不倫した女性の体験談 中絶or出産をどうする？
①不倫で妊娠した子どもを中絶したケース
不倫で妊娠し、中絶した女性の体験談をご紹介します。
体験談①
私は以前、不倫相手の子供を妊娠したことがあります。
最初は不倫とはいえ、好きな人の子供だったため、例え認知されなくても産もうという気持ちが強くありました。
また、不倫相手の彼も「もし出産するんだったら自分は認知するよ」と言ってくれたので、「絶対出産しよう！」と、一人で育てていくことを決心したのでした。
中略
ただ、相手も普通のサラリーマンで、「もし認知してしまったら、自分の家族を養っていくことができない」と途中から泣きつかれ、挙句の果てには土下座しながら「中絶してほしい」と懇願される羽目になったのです。
元々自分一人でも育てていこうと思っていのですが、好きだった相手から中絶してほしいと土下座され始めた頃から、気持ちが揺らき始めました。
中略
親からは、出産には大反対され、「もし出産するなら親子の縁は切る」とまで言われてしまい、精神的に参っていた私は、「それでも出産する」という押し切ることができず、結局中絶することを選択したのです。
中略
中絶から数年経って、他の男性と結婚した今でも、「その子のことは一生忘れられない」、「胸に空いた穴が埋まることはない」と、大きな後遺症が残っています。
正直、新しい子供を生むことにも躊躇してしまいます。それでも、いつまでも後ろ向きでは中絶した子が報われないと考え、幸せになるために前を向いています。
②子どもには自分しかいないという覚悟
不倫相手の子どもを妊娠し、未婚で出産したというシングルマザーの体験談をご紹介します。
相手と結婚することはできなくても、妊娠した子どもを産みたい気持ちが強かったため、後悔はないと言います。
しかし、自分の身に万が一のことがあれば、子どもはたった一人の親を失うことになるという不安はつきまといます。
子どもを守り続けなければいけないという思いから、日頃から健康管理を心がけているそうです。寝込んだ時には不安がよぎりますが、愛する子どもとの幸せな生活を守るために、たくましく子育てをしています。
③プライドを捨てて周りに頼ることが大切
不倫相手の子供を妊娠して出産した女性の体験談を一部を抜粋しました。
体験談②
前略
赤ちゃんは、不倫した相手との子ではあるものの、生まれてくる赤ちゃんは自分の子供でもあり、何の罪もない新しい命。
それを考えると、中絶できなくなり、出産する覚悟を決めました。ただ、シングルマザーというハンデに加え、「不倫した相手の子供を育てている」という感情が抜けきれず、出産してまもなくノイローゼに。。。
何を考えても悲観的な将来しかなく、一時期死ぬことも考えましたが、死ぬ前に「一人で育てていく」というプライドを捨て、ずっと音信不通となっていた「親」や、自治体の相談センターに今の状況を思い切って伝えてみました（特に親に対してはものすごい勇気が必要でした）。
まず思い切って相談したことで、これまでの絶望感や孤独感が少しだけですが、楽になりました。
そして、親はそんな私を支えようと、定期的に家に来てくれるようになり、今では私の心の支えとなってくれています。
また、相談センターは、定期的にカウンセリングをしてくれ、さらに同じような境遇の方と交流できる子育て支援センターを紹介してくれました。
同じような境遇の方と情報交換できるようになったことは、正直私にとってかなり大きな進歩で、その頃から気持も安定するようになりました。
正直、落ち込むことはまだまだ多いですが、それまでの絶望のような気持ちからは一歩抜け出すことができ、今は1歳になる赤ちゃんとともに、二人で幸せになるために一緒に歩んでいるところです。
中絶・出産における心身のケア方法
①中絶する場合
中絶した女性の中には、PTSDの一種である「人工中絶手術後ストレス障害（PASS）」に悩まされる女性が多く見られます。
主な症状としては、驚きや怒りなどの過剰反応、フラッシュバックなどの侵害行為、中絶の記憶を封印しようとする抑圧などがあり、そのような症状が見られる場合には、早めに精神科にかかりましょう。
PASSに苦しまないためには、男性の支えが不可欠であると考えられています。男性に気持ちを理解してもらい、悲しみを共有することが大切です。
また、男性の支えが期待できない場合は、家族や行政などを頼るようにしましょう。一番やってはいけないのは一人で抱え込むことです。
中絶は、本当に身も心も大きなダメージを受けることが多いので、相談できる拠り所を必ず見つけておくことが重要です。
休養をしっかりとる
中絶後はしっかりと休養をとることが大切です。とはいっても、人によっては、食事を受け付けなかったり、虚無感に襲われたりすることがあるので、休養はしても一人になることはNGです。
また、ずっと寝たきりにはならず、家の周りを散歩したり、親や友人と一緒にいることが大切です。中絶は精神的にも、肉体的にも相当なダメージを受けるので、周りの助けを借りながら回復を図るのが望ましいといえるでしょう。
②出産する場合
未婚で出産する場合は、将来への不安や孤独感を抱えたまま、妊娠や出産、子育てをすることになります。
また、不倫相手が離婚して一緒に育てる場合には、妊娠中に離婚のゴタゴタと向き合わなければいけません。
心身ともに追い込まれた場合には、周囲の助けを借りることが大切です。子どもの父親である男性が支えてくれることがベストですが、シングルマザーの道を選ぶことで、不倫相手や家族との仲が壊れ、孤独を感じている女性も少なくないと思います。
そのような場合でも、支援団体によるカウンセリングによって救われているケースもあるため、一人で抱え込まず、外に救いを求めることが重要です。
まとめ
不倫で妊娠したことが発覚した時、選ぶ道によってその先の人生は大きく変わります。
中絶するにせよ、出産するにせよ、人生において大きな決断を迫られることになるので、投げやりにならず、じっくりと考えることが重要です。
そして、その際自分一人で抱えることをせず、親や友人に相談することが望ましいです。また、親や友人に相談しにくければ、行政や相談センターに相談してみましょう。
絶対に一人で抱え込むのはNGです！
なお、もしどのように解決するかわからなくなった時の道しるべとして、電話占いも利用してみてください。きっとあなたの良き道しるべとなってくれるはずです。
